摩周湖:道東の神秘

神秘の湖、道東のパワースポットと言われる摩周湖。
夜明けの風景と共に少し摩周湖のお話をしたいと思います。

霧の摩周湖?

良く「摩周湖は霧が多いんですか?」とお尋ね頂くことがありますが
実際、そんなことはなく
澄み渡る美しい姿が広がることも多くあります。

夜明けの摩周湖
夜明けの摩周湖

ここに霧が発生するのは風向きが強く影響していて
南風の日はとかく霧の発生し易くなりますが
風が北から吹くときは澄み渡る風景が広がりやすくなります。

釧路沖から吹く南風は
摩周湖付近で結露して雲になるため
その雲に包まれて”霧の摩周湖”と言うか
真っ白で何も見えない状態になる訳です。

ただその雲もとかく気まぐれで
南風でありながらさほど雲もなかったり
北風なのに霧に包まれていたりと
なかなか翻弄してくれますが
ライブカメラで今の状態を見ることが出来ます。

弟子屈町ライブカメラ こちらに摩周湖第一展望台のライブカメラがあります

SCW-天気予報/観測情報 ピンポイントの天気予報サイトで風の状態を予測できます

摩周湖のジンクス?

古い話かもしれませんが
「晴れた摩周湖を見ると婚期を逃す」なんて話もあるようですが
勿論関係ありません。

摩周湖の風景
摩周湖の鏡の湖面に映る空

恐らく、先の霧の摩周湖に絡んで
折角来たのに真っ白な霧で何も見えなかった方々に
その慰めで言ったのが独り歩きしたものだと思われます。

それとは別に摩周湖には伝説があります

摩周湖の霧にまつわる伝説

摩周湖の風景
右下の小さな島がカムイッシュ

この地に昔から伝わるアイヌの伝説

昔、争いがあり
それに巻き込まれ命からがら逃れた老婆と孫。
その逃避行の中、二人ははぐれてしまいます。
やがてひとり摩周湖にたどり着いた老婆は
摩周湖の神に一晩の宿を願いますが
あまりの疲労から、はぐれた孫を心配したまま力尽きてしまいます。
神によって湖の中にの小さな島(カムイッシュ)に姿を変えたその老婆は
摩周湖を訪れる人があると、はぐれた孫を想い涙を流し
その涙が摩周湖の霧になる。

と言うのが大体のあらすじです。

なんだか物悲しいお話ですが
そんな伝説の舞台でもあります。

実は”湖”じゃない?

摩周湖とはいうものの
実際は湖と言うより、大きな水たまりと言ったっ方が良いかもしれません。

摩周湖の夜明け
まさに神秘の湖です

摩周湖は流れ込む川も流れ出る川もなく
周囲はすべて急な斜面に囲まれています。

かつての火山の火口に出来たカルデラ湖ですが
河川による水の流入も流出もない為
大きな水たまりのような物とも言われています。

そんな摩周湖の水は地下から伏流水となって
神の子池などの水源となっています。

しかしながら
摩周湖の水位は年間通して安定しており
大きく増えることも枯れることはありません。

まさに神秘の湖と言われる所以でもあります。

おわりに

如何でしたでしょうか。
摩周湖について少しお話させて頂きましたが
神秘的で雄大な風景の広がる道東のパワースポットは
四季折々に美しい姿を見せてくれています。

是非、その感動に出会ってください。

↓摩周湖の風景を集めています

宿から摩周湖まで車で30分です
小さなオーベルジュてぃんくる

小さなオーベルジュてぃんくる
北海道、道東の豊かな自然に包まれた小さな宿

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。