北海道、冬の道東。屈斜路湖が氷に覆われる前の白鳥と毛嵐と。

北海道が最も美しい姿を見せる冬。凍てつく空気が織りなす場面は厳しい冬にしか魅せない数々の美しさが広がります。季節の中でも冬の道東の美しい風景はまるで別世界。
そんな冬の道東の一場面から、氷に覆われる前の屈斜路湖の姿をご紹介します。

風の無い朝。まだ水を湛える湖面の鏡のような水面に夜明けの空を映して。

朝陽が昇ればその眩しい光にコントラストは高まり、それと共に穏やかに風が撫で始める事も有り

更に冷え込んだ朝は白く“けあらし”が立ち込めて、薄く雪を被った峰に反射する朝陽の赤の鮮やかに見惚れていると、空に月が残っているのに気づきます。

対岸の森とその奥の山。湖面をなびくけあらしは、いよいよ勢いを増して木々の上まで達し、大地へと溢れていきます。

逆光に見ればまるで黄金色の水蒸気。立つ場所によって誠に表情を変える自然現象の妙。

朝靄に幻想的な白鳥の姿。冬の使者は広大な屈斜路湖で春まで過ごします。周辺にも響く彼らの声は冬の風物詩。

白鳥の湖に浮かぶその姿の優雅は屈斜路湖のあちこちで目にします。氷に覆われる前であれば特に、広い屈斜路湖のそれぞれの風景を背にして。

道東の屈斜路湖は周囲約57km、深さは約125mあります。
その大きさと深さからか、北海道の湖では氷に覆われるのが遅く、例年1月ごろから凍り始めます。それまでは雄大な湖は豊かな水を湛えて、空の色を映し、波のテクスチャを見せながら日々の風景を描いています。すっかり木々の葉もなくなり、雪もまだそれほど深くない、穏やかな静けさが一帯を覆う頃の屈斜路湖の心に沁みるような風情も魅力的です。

屈斜路湖(Google)
屈斜路湖(弟子屈なび)

宿から屈斜路湖までは車で5分~15分ほどです
北海道道東の小さな宿小さなオーベルジュてぃんくる

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